高専受験でE判定から逆転合格へ|母がした声かけと立て直し方
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「E判定」——この3文字が家のテーブルに乗った日、親として何を言えばいいか本当に分からなくなりました。でも娘はその2ヶ月後、本当にその高専に合格しました。奇跡だけではありません。親子で少しずつ積み上げた習慣とマインドが、最後の支えになったと思っています。この記事はそのリアルな記録です。
1. E判定を受け取ったあの日
娘が模試の結果を持って帰ってきたのは、1月のことでした。
第一志望 国立高専 E判定
娘はポツリと「やっぱ無理なんかな」と言いました。
正直、もう無理かな……と思ってしまいました。でも、娘の顔を見た瞬間、「ここで私が崩れたら、この子も崩れる」と感じました。母の私がマイナスの言葉を発した途端、娘のメンタルが崩れる気がして、不安を口に出すことも顔に出すことも必死に我慢しました。
2. E判定の直後に、親が飲み込んだ5つの言葉
自分が言いかけて、飲み込んだ言葉たち。
❌ 「ほら、だから言ったでしょ」
過去の話は今の受験には何の役にも立たない。
❌ 「志望校、変えたら?」
このタイミングで言うと子供は心を閉じる。
❌ 「もっと頑張らないから」
頑張っていないわけではない。頑張り方が分からないだけ。
❌ 「周りの子はできてるのに」
比較は一番残酷な刃物。
❌ 「お母さんは諦めるよ」
最後の砦が崩れる瞬間。
3. 逆転合格の家族に共通する「5つのマインド」
合格後、のちに知ったことがあります。
逆転合格を果たした娘さんの親御さんから話を聞いて、うちの娘みたいなケースも一定数いるのだと初めて知りました。1月にE判定をとったのはうちの子だけだと思っていたのですが、違ったんです。
よくよく考えると、1月は受験生にとって精神的に一番しんどい時期かもしれません。
- 推薦入試のための面接練習
- 私立校の併願受験
- 仲の良い友人たちの合格報告
気持ちの面でも体力的にも、不安定になりやすい時期です。
そして調べてみてわかったのですが、男女で学習への反応に違いが出ることもあるという研究があります。男子は競争環境が刺激になりやすい一方で、女子は競争だけが必ずしもプラスに働くとは限らない、という傾向が紹介されています(参考:男子と女子の学習行動に違いはあるのか?/リクルートマネジメントソリューションズ)。
もちろん個人差はありますが、うちの娘の場合は、競争よりも安心できる環境の方が力を出しやすいタイプでした。
でも裏を返せば——環境と伴走次第で、ここから変わるということでもあります。
E判定が出ても、慌てないでください。 うちの娘も合格しました。この時期の判定は、まだ何も決めていません。
親にできることは、焦って結論を出すことではなく、引き続き伴走し続けることでした。
逆転合格した家族には、共通するマインドがありました。
マインド① 「判定は過程、結果じゃない」と信じる
判定を最終ジャッジにしない。模試は練習試合と割り切る。
👉 模試の費用・タイミング・E判定の読み方は高専模試は受けるべき?費用・時期・E判定の見方にまとめました。
マインド② 子供の味方で居続ける
先生が厳しい、塾が厳しい、学校が厳しい——だったら家は絶対に安全基地にする。
マインド③ 合格後の景色を語る
「合格した後にやりたいこと」を親子で話す時間を定期的に取る。未来の絵を一緒に描く。
マインド④ 日常を崩さない
受験だからと特別扱いしない。朝ごはんも夜の会話も、普段通り。
マインド⑤ 親だけで抱え込まない
子供に不安をぶつけるのではなく、外に相談先を持つ。塾・学校・経験者の先輩ママ——頼れる場所に早めに声をかける。一人で抱えるほど、表情に出ます。
4. 高専受験でE判定が出たとき、親が最初にやること
◎ 家族3人で「立て直し会議」をした
マインドを整えるだけでなく、実際に動いたことがあります。
E判定が出たあと、夫・私・娘の3人で話し合いました。
| 議題 | やったこと |
|---|---|
| 今、何が困っているか | 娘に話させる。親は聞き役に徹する |
| どの教科・単元が穴か | 模試の結果を見ながら一緒に洗い出す |
| 何をすれば埋まるか | 娘自身に考えさせる。答えを親が出さない |
| 勉強を教えられるか | 親には無理と割り切り、すぐに塾へ問い合わせ |
娘自身に気づかせることを意識しました。自分で言語化できると、動き方が変わります。
◎ 手作りの大きなカレンダーで「見える化」した
ホームセンターでプラスチックの軽い板を買ってきて、大きなカレンダーを自作しました。
毎日そこに書き込んだのは:
- 今日やること・やったこと
- 高専の過去問の点数
- 過去の模試の結果
「何ができていないか」が目で見てわかるようにしました。数字が並ぶと、娘自身が「ここが穴だ」と気づくようになりました。
◎ 体調管理のルーティンを固定した
勉強時間を増やすより、生活リズムを崩さないことを優先しました。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 17:30 | 夕ごはん(毎日固定) |
| 夕食後すぐ | お風呂 |
| 23時台 | 就寝 |
| 毎朝 | R-1ヨーグルトを飲む |
夜遅くまで勉強させない、という判断は正解でした。睡眠が足りない状態では、どれだけ勉強しても頭に入りません。時間より質を守った2ヶ月でした。
5. あの頃の自分に言いたいこと
今だから正直に書きます。
もっと早く、娘のメンタルに気づいてあげて
E判定が出た背景に、娘のメンタルの疲れがあったと思います。気づくのが遅かった。もっと早い段階でサインを拾えていたら、と今でも思います。
娘に内緒で、塾に相談すればよかった
「親は不安を口にしない」と決めていました。でも不安を抱えたまま、11月後半はずっとモヤモヤしていました。
当時、学校には高専受験を経験した先生がいませんでした。頼れる人がいなかった。
さらに、推薦入試のための学校長推薦をもらうにも時間がかかりました。内申点は条件を余裕でクリアしているのに、「職員会議にかけるから」という言葉だけで、願書提出期間に入っても返事が出ない。ヤキモキする時間が続きました。
不安は、口に出してもいい。 ただし子供にではなく、塾や専門家に。 改善策を一緒に考えてもらえます。「親が子供に不安を見せない」と「親が誰にも相談しない」は、全然違います。
動いたもん勝ち。頼れるところにどんどん頼って
実際、合格した家庭の親のサポートとして、情報収集や声かけの工夫が紹介されている調査記事もあります(参考:合格組が伝授する親サポート必勝法/PRtimes)。
塾・学校・受験経験者の先輩ママ——使えるものは全部使っていい。動いた分だけ、結果がついてきます。
6. 高専受験の試験直前1ヶ月で意識したこと
週単位で
- 模試の復習を優先
- 新しい問題集を始めない
- 体調管理を最優先
日単位で
- 朝ごはんを必ず食べる
- 夜は日付が変わる前に寝かせる
- 勉強時間より睡眠時間を守る
試験前日
- いつも通りの夜ごはん
- 親も普段通りに過ごす
- 「頑張って」ではなく「いつも通りでいいよ」と声をかけた
7. 合格発表の日
本当は学校で先生と一緒に結果を見る予定でした。でもその日、学校が早く終わったからと娘が帰宅してきて。
「一緒に見よう」と、2人でPCを開きました。
画面に表示された受験番号を見た瞬間、2人で何度も確認しました。本当にこれ、うちの番号? 何度見ても、そこにありました。
合格。
「ホッとした」——この一言でした。何がなんでも高専に行きたいと燃えていた娘だったので、本当に、心の底からホッとしたことを覚えています。
諦めなければ道はある、と身を持って知った瞬間でした。
8. 伝えたいこと:高専受験でE判定の親御さんへ
もしあなたが今、E判定の紙を見て膝が震えているなら、伝えたいことがあります。
- E判定は「今時点」の写真。未来の写真ではありません
- 残された時間で何ができるかに集中すればいい
- 子供は親が思っている10倍、親の言葉に傷つきます
- そして、子供は親が思っている10倍、親の言葉に救われます
親の役割は「信じ続けること」だけ。難しいけれど、それが全てです。
9. まとめ:逆転合格を支えた土台は「家庭内の空気」だった
勉強時間の量でも、塾の偏差値でも、教材の良し悪しでもありませんでした。
家庭内の空気——これが全てだったと、合格した今でも思います。
- 否定しない
- 比較しない
- 諦めない
- 先回りして不安を口にしない
- 笑顔でご飯を作り続ける
派手なことはできませんでした。でも、毎日これを続けることが、わが家には一番大きかったです。
もし今、辛い判定を前に立ち尽くしているご家庭があれば、まだ諦めないでください。娘の物語が、どなたかの1ミリでも支えになれば嬉しいです。